漢直ノート

日本語入力方法の一つである、漢字直接入力(漢直)の練習日記や、日々のつれづれ事を書いています。

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モーツァルトで右能効果の原因を探る

2006/01/31 Tue 21:49:08

「モーツァルト効果の原因を実験」からの続きです。
パート1は「モーツァルト生誕250年記念日とモーツァルト効果」です。
#実験に使っている「漢直練習」って一体何やってんの? と分からない人も多いと思うので、最後に説明をつけ加えました。

さて前記事では理由が特定出来ませんでしたorz ので、今度は自分で理由を考えてみます。

■まずは仮定する
・モーツァルトの曲は、脳の神経活動を右脳寄りに構成させる、特有の刺激(メッセージ)を持っていると考えられる。
――「特有の刺激」とは雲を掴むような話で、よく分からないやね。没っと。では視点を変えて、

・モーツァルト視聴時に起こる脳のパターン認識と、漢直練習時の脳のパターン認識は、処理方法に一致点が多いため、効果が上がるのではないか。
――うん、すっきり。これなら類似点に注目すれば良いので、手掛かりも見つけられそう。

■類似点
モーツァルトの次に効果があったのはバッハです。
バッハなどのバロック音楽も学習効果がある事は、ブルガリアのロザノフ博士らの研究によって証明されています。ショパンやベートーベンでは効果がないそう。自分も同じでした。
そこでモーツァルトとバッハと漢直練習との共通点を探してみました。地味に経歴などを読んでたら、目に止ったのが「対位法」でした。

■対位法
対位法は音楽理論のひとつです。
”一つの旋律と同時に違う旋律とを、それぞれが独立性を保ちつつも互いに調和するよう重ね合わせ、曲を作る技法”のことを言います。
つまり二つ以上のメロディが、同時に独立したメロディとして流れていて、それでいて曲全体としては調和しているような曲の事ですね。
モーツァルトはJ.S.バッハの対位法技法に触れ、研究し、自分の曲に取り入れました。
対位法と漢直練習、もしくは右脳を使う作業……これらの共通点とは・・

■共通する点
右脳が司どる空間認識や図形認識能力は、一つの空間に示される構成要素(情報)を、個々にではなく全体を一つとして同時に読みとり、再現する能力が必要となります。右脳が総合脳・並列処理脳と言われる由縁です。

これと、複数の独立したメロディが同時に流れつつも、実際には一つの調和された曲に聞こえる対位法を使った音楽は、認知のプロセスがよく似ているように感じました。共通点を発見です。
私が漢直練習時に、「配列表を一つの絵」として見るように注意してた所とも合致点があります。

たとえば左右両方の目で物を見ると、脳が二つの像の差を処理して統合する事により遠近感を持った空間を作り出します。
両方の目で見ると、空間認識力が上がるわけです。
対位法を使用した音楽を聞いていると、自然とこれと似たパターン認知を行う事により、右脳の処理機能・認知機能がスムーズに行われるのではないか。

よって、対位法を聞く時の「複数の旋律(情報)を並列に処理して全体としてまとめる」プロセスが右脳の処理機能・認知機能を活発に使うために効果がある、と仮説を立ててみる事にします。
(しかし「処理」とか言って最早モーツァルトを祝う文章ではないね、こりゃ(-_-;))
でもまだ疑問は山積み。

◇疑問点1◇
モーツァルトに限らず、対位法を使用している曲はあります。ベートーベンもそうだし、邦楽ポップスにもある。これらは何故効果が無いのか?

◇疑問点2◇
対位法を使わないと、モーツァルトの曲でも効果がなくなるのだろうか。

続きま~す。

==============================
以下は読まなくてもいいオマケという事で。

■漢直って?
漢直はローマ字入力やJISかな入力と同じ、日本語入力の一つです。
正式名称は、「漢字直接入力」といいます。

一般的な日本語入力は、
1キーボードで「kouen」と打つ。
2「こうえん」と入力されます。
3次に「変換キー」を押して「公園」「講演」など目的の漢字に変換する。

――ですよね。
でも、漢直は「漢字一文字ずつ」に、ひらがなと同じように「特定の場所」が割り当てられています。
「公」はMX、「園」は<F。「講」はZGN、「演」はOHXです。
なので、「公園」と打ちたい時は「MX<F」とキーボードを打ち、「講演」と入力したい時は、「ZGNOHX」の場所を打ちます。ひらがなも漢字も、キーを打つと確定された状態で入力されるので、「変換や無変換作業」は使いません。

・デメリットとして、1000~3000個ある漢字のキーの場所を、一つ一つ暗記しなければならない事が上げられます。暗記を楽にするため工夫されている配列も色々ありますが、私が使っている配列は、特に何もないです。。
この「漢字のキーの場所」を覚える作業を、「漢直練習」と言っています。

■漢直練習方法
上では漢字の場所を便宜上アルファベットで書きましたが、実際に覚える時はアルファベットを思い浮かべるのは御法度で、キーの場所を指で覚えて打つ事が重要です。
つまり、無連想で覚えるのが重要とされています。でも私は、

□□□□□ □□□□□
奈□□□□ 奈□□□□
□□□□□ □□□奈□

……とか、

□余□□□ □□余□□  □□□□□ 邦□□□□  □□□□□ □□□□□
□□□□□ 余□□□□  □□□□□ □□□□□  □緊□□□ □□緊□□
□□□□□ □□□□□  □邦□□邦 □□□□□  □□□□□ □緊□□□  

などの配列表を目で見て覚える視覚暗記も取り入れました。指で打って覚えるのは、指がとても疲れるし、自分は指だけの運動では覚えきれないと思ったので。

□余□□□ □□余□□
□□□□□ 余□□□□
□□□□□ □□□□□
この場合「余」は、「IHW」と打ちます。その打鍵を上の配列表は表してます。
□が一つのキーです。(一番下の一番左の □がZの場所です)
この表を視覚暗記するさいに注意した事は、

1 漢字のみに注目するのではなく、配列表全体を一つの絵として見る
2 漢字の「読み」を頭でつぶやかない。というか「漢字」と意識しないで「絵の一部」として見る。
3 配列表は一秒以上は見ない。じっと見つめて覚えようとせず、「瞬間視」で見る。

――覚えにくい漢字は、配列表を見ながらキーを何回も打って覚えるという方法も取りましたが、基本的には、長く見ないようにしてます。

一秒以上見ないので、自然と短時間で多くの漢字の練習をする事になりました。
配列表を覚えるのはあくまでも補助で、視覚暗記に頼りすぎないようにもしたので、 指の感覚も使って漢字の場所を覚えてます。

結果として、図形認識力(配列表を視覚暗記)と空間認識力(キーの場所を指で暗記)の両方を同時に使う入力&出力作業を、高スピードで繰り返すという、非常に右脳的な作業となったようです。
練習している時は、別に右脳的にやろうと思っていたわけではないのですが。。。

この練習をする時に使ったのが、PSSというソフトです。このソフトを使うと、ゲーム的に練習が出来るのも、集中して練習出来た大きな要因だと思います。カテゴリの「P-Study System」という所を見て頂ければ、何となく分かるかなあと。
それまでは右脳なんてほとんど使わずにぼんやり生活をしていたので、この突然の右脳作業に大幅な変化を感じたのだろうなあと思います。


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  1. 音楽と漢直

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Comment

脳の処理と漢直 [by tastiera #- URL]
2006/01/31 Tue 23:06:38 [Edit]
おもしろいですねー。ところで、質問です。何らかの音楽をしばらく聴いて、「その後で」練習したときの効果と、同じ音楽を「聴きながら」練習したときとでは、差があるんでしょうか? 引用されている実験などでは、音楽を聞かせてから脳の活性度を測定したりしているようですが、みのりさんは聴きながら練習しているわけですよね? 漢直を練習するときと音楽を聴くときとで同じ脳の処理が見られるにしても、両者を二つ同時にやってしまうと衝突したりしないんでしょうか? それとも、衝突するのではなく、相乗効果的な感じ? フシギです。
効果がある場合と無い場合 [by みのり #1bS.biKU URL]
2006/02/01 Wed 00:42:09 [Edit]
>「その後で」練習したときの効果と、同じ音楽を「聴きながら」練習したときとでは、差が
――むむ、考えた事もありませんでした。
早速実験してみたら、「その後」でも効果があるようです。脳の可塑性のおかげかな。でも長くは続かないです。
40分効果が続いたという文章を見ましたが、私の場合はモーツァルトを聞いてから5~10分で、元通りって感じです。
>同時にやってしまうと衝突したり
時々あります。今までの経験では、
・あまり集中していない時……モーツァルト効果がややある
・普通より集中している……モーツァルト効果がある
・普通より異常に集中している……モーツァルトの音楽でさえ邪魔になる。効果はない(むしろ逆効果)
……という感じでした。普通の場合は音楽が流れていても、ほとんど聞いてない状態です。意識してないというか。
もの凄く集中している時は、余計な刺激(情報)は何でも邪魔になる感じですね~。
私が気にしてなかった質問を頂いて、また整理が出来ました。
そういえば、常に効果があるというわけでも無かったんだな。。
[by 「感動創造」 #- URL]
2006/02/01 Wed 11:02:38 [Edit]
みのりさん

コメントありがとうございます。

素晴らしい記事ですね!
アマデウスさんも喜んでいるのではないでしょうか!(笑)

科学的に解明されない、モーツァルトも効果、効用はまだまだありそうですね!

理屈ありでも、なしでも感動ですね!
集中と衝突 [by tastiera #- URL]
2006/02/01 Wed 11:33:14 [Edit]
集中度が高くなると、どんな音楽も邪魔、というか、聞こえなくなっている、という感じでしょうか。自分の場合、音楽をかけていると、つい聴いてしまって……。とくに自分で考えて文を打つ場合、音楽がかかっていたり、まわりに会話があったり、テレビがついていたりすると、気がとられてしまいます(集中度が低い?)。
>感動創造さん [by みのり #1bS.biKU URL]
2006/02/01 Wed 22:56:16 [Edit]
>感動創造さん
過分な言葉をありがとうございますー。
今回モーツァルトについて調べてたら、本当に多くの研究や個人的な思いをつづっている人が多いなあと感じてます。
音楽は理屈を知っても楽しめるし、そんなの知らなくても感動したり気分を晴らしてくれる所が良いですよね。
集中と音楽 [by みのり #1bS.biKU URL]
2006/02/01 Wed 23:04:01 [Edit]
>というか、聞こえなくなっている、
聞こえなくなるというよりは、雑音に聞こえるという感じです。
過集中時は全ての情報処理が一つの事に傾いてしまうので、音楽まで処理出来なくなるのではーと。
私はわりと「ながら族」(もう死語?) で、何か聞きながら作業する事が多いです。
だけどその理由を考えてみたら、私も「音があると気をとられる」ので、人の声やPCが発する音を、音楽でマスキングしてるみたいです。あとは単に飽きたら聞く事が多いかな?
ボーカルがあると気を取られやすいので、声無しのやDTMやサントラ系をよく聞いてました。
ああ最近実験以外で音楽聞いてない…… (o_ _)o

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