2006/09/01 Fri 22:13:31
今、カタカナは親指連続シフトで入力しているのですが、これが結構楽です。
私は今まで3回ほど親指シフト系配列に挫折してきたので、親指シフトに結構苦手意識があったから、すんなり慣れることが出来てほっとしてました。
で、何ですんなり慣れたのかな? とちょっと振り返ってみると、もしかして日本語の場合、カタカナは「(ほとんど)名詞にしか使われていない」という点が意外と大きかったのかも、と思いつきました。
結果として、親指シフトは固有名詞の連続シフトのみに使う事になるので、リズムがとりやすいし、頻度の大きい2-gramをシフトで分断することもないし…。
これまた思いつきだけど、ちょっと書いてみました。
あとは、変換キーをシフト機能のみで使う事が出来るようになった為、「変換機能」「シフト機能」が同じキーでバッティングしなくなった点もとても大きい気がします。
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2006/07/08 Sat 18:34:08
気がついたら変換キーに「変換機能」と「スペース機能」と「シフト機能」の3つの機能が併用して割り当たっていました。
動作がどこかおかしくなりそうなものだけど、併用しても全く問題は無く打ててます。ちなみに自分が使っているのはMS-IMEです。
今のところ変換キーを
・単独で打つとスペース機能、(厳密に言うと押して"離した"時にスペースが入力される)
・変換以外のキーを先に打ってから変換キーを打つと変換機能、(通常の逐次打鍵)
・変換キーを先に押したまま別のキーを打つと、英字が大文字で入力(シフト打鍵)、かなモードだった時は親指を離すとそのまま小文字入力
――となってます。
特殊な打鍵をする必要はなく、普通の逐次入力とシフト入力でオッケーで、それでいて誤作動や誤入力は皆無なので今まで全く意識してなかったという…。
動画をとるために久々にローマ字入力をしていて、あらためて意識して便利だな~という感じでした。
自分みたいに変換キーで三つの機能を併用させるよりは、スペースキーを使って併用させた方が楽かもしれないですね。
で、設定方法なのですが、私が使っているソフトは猫まねきなので、設定は
・単独キー →よくある設定 → 一般タブで「変換をスペースに変更」にチェック。
・次に拡張機能タブで「SpaceにShiftの働きを兼用させる」
――配列を変更している人で猫まねきを使っている人は少なそうだけど、おそらく窓使いの憂鬱やAutoHotkeyなどでも再現出来るのではと思います。試してないけど(^^;)
ちなみに私はこうするとスペースキーが空くので、Enter機能を割り合てて使っていて、これも快適で良い感じですねー。
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2006/06/23 Fri 20:01:35
蒼星コードの作者でもある久我蒼一さんが新しい配列を考えてられるのを発見。その名も
蒼空配列です。
新配列というよりは「新入力方法」で、配列自体はNICOLAと一緒。
・日本語の漢字音の2音目にくるのは「いうきくちつんっ」に限られている。
・NICORAでは特殊な「っ」以外の「いうきくちつ」は全て清音にある(しかも「う」以外は右手にある)
・よって、「いうきくちつ」と「親指」を同時に打鍵しても、これらの文字を打鍵したわけではないことが判明出来る。
・ということを利用して、文字キー同士の打鍵入力タイミングにより漢音2文字を(ほぼ)一打鍵で入力する
http://d.hatena.ne.jp/onpuch/20060620――という入力法のようです。なるほど!あー、これは面白いなあ。
NICOLAでは「
いうきくちつん」は全てアンシフトというのは始めて気がつきましたが、これらの文字は頻度も高いためにたまたまなのか、それとも元々漢音を意識して配列されたのか……それは分からないけど、ちょっとした発見でした。目からうろこだー。
同時打鍵の法則に順序をもうける入力というのも珍しいというか、完全同時打鍵じゃないのが面白いです。実際に打つとなると、通常の逐次打鍵の時にロールオーバーにならないように入力タイミングをコントロール出来るかが鍵になるのかな?
ここらへんは、親指以外の指を使った同時打鍵配列になれてる方だと、すんなりいけそうですね。
個人的には
たまに高速で日本語を入力していると左手の文字と右手の文字が入れ替わり、「左右」の順に入力しないといけないのに「右左」の順に表示されていることがあります。
http://d.hatena.ne.jp/onpuch/20060620
――という文章を読んで、「右左」で入力しなければいけない時に「左右」という事は起こるのか、というのが気になったり。
もしも起こらなくて、久我さんの利き手が右手なら、やっぱり「利き手の方がキーを打ちにいく時間が短い」という確率は高いのかなぁと思いました。
右→左の交互打鍵にした場合と、左→右にした場合の打鍵感や速度、ミスタッチの差に興味があるので、こういう所が気になったりします。
自分も「左右」の時に「右左」は時々起こるんですよね。。
あとこれは余談ですが、てっきり蒼星を使っているのかと思って……あ、自己つっ込みを発見=。
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2006/06/06 Tue 20:08:25
姫踊子草かな配列を使ってみました。
姫踊子草かな配列は前から気になっていたけれども、いざ打つとなるとあの多彩なシフトの打ち分けが自分に出来るだろうか(なんかいつもこればっかり言ってるようですが^^;)という不安があったので、少し時間をかけて一つ一つの打鍵をゆっくり打っていきました。
姫踊子草配列の大きな特徴といえば、「
拗音を含めた全ての一音節を一打鍵で打てる」というところでしょうか。これを数字段を使わない三段配列で実現しているというのは、気になるところです。
■シフト無しの一打鍵入力まずはアンシフト打ちから。
アンシフトには、全て静音のカナが割り当たっています。そして全部が「濁点をつけられるカナ」です。これは後述する親指シフトの濁音入力のためと思われます。
濁点をつける事が出来るカナというと、カ行(かきくけこ)、サ行(さしすせそ)、タ行(たちつてと)、ハ行(はひふへほ)、ですよね。これに、「い」「う」「み」「ぬ」「わ」(っん)を加えた文字が、シフト無しの一打鍵入力。
こうして覚えると覚えやすく、キーの場所探しやすかったです。
「っ」と「ん」は他の運指でも打てるようになっています。
■対手による中指同時打鍵上記以外の音の平仮名は、反対側の中指との同時打鍵になります。
全て濁点がつかないカナ(ナ行やマ行など)となってます。
中指同時打鍵は慣れると、ロールオーバーの問題はあるにせよ打ちやすいのは分かっていたので、ここらへんはすんなり打てました。
■親指シフト打鍵による濁音かな入力次に、親指シフト打鍵を使った濁音かな入力。
姫踊子草かなは、通常親指シフトを1キーだけ使います。なので自分の打ちやすい手の方で打ったり、常に親指シフトを他の指の対手で打つ事も出来るので、楽に親指シフト打鍵出来るの仕掛けになってます。
やっぱりスペースを使ったセンターシフトがいいなかーと。(作者推奨みたいですし)
この打鍵時は、親指シフト以外の指は静音時と同じ場所です。なので場所を覚える必要が無いのが魅力です。
親指シフトを「濁点キー」として捉えると分かりやすいかなと。この配列システムは感心しました。
打っていて親指シフトを打つ瞬間に混乱がおきにくいし、頻度も丁度いい感じ。
中指シフトと親指シフトの両方使うとしても、これなら混乱する率は低いと感じました。
■隣同士のキーを同時に押して入力する文字この打鍵には頻度が高めな「っ」「ん」「、」「。」なども割り当たっています。隣同士というのは例えば「KL」の同時押しで「ん」、「DF」の同時押しで「っ」になります。個人的にはこの打鍵が一番難しいですね……。同時打鍵のつもりが、逐次打鍵になってしまう事、またその逆など。
今使っているキーボードがわりとメカニカルタッチなので、そのせいもあるのかも。少し速記系の打鍵ぽいところは心ひかれるので、打ち方をマスター出来たら心地良さそうなのですが。これをコントロール出来る鈴見咲さんはすごい……。と、同時打鍵系の配列を打ってみるたびに、いつも似たことを思います。。
■同時打鍵による拗音姫踊子草かな配列は、拗音が後ろにくっつくカナは右手側に集まっています。(例外もある)
そして拗音キーとなる文字(「ょ」とか「ゅ」とか)は左側に割り当ててあり、右手と左手の同時打鍵で、「しゃ」などが一打入力出来る仕掛けです。
あーこれもいいですね~!
右手側の先行する文字は静音の場所と同じなので、覚えやすいし。そういう所は親指シフトの濁音入力と似ています。
打っていると何だか姫踊子草配列はいかにもプログラムを組める人が作った配列、といった感じがします。
■隣以外のキーで片手入力する文字・記号この打鍵は鈴見咲さんの図解を見た方が分かりやすいかなと。
http://blog6.fc2.com/s/suzumizaki/file/himeodorikosou_hairetu_haizihyou.swf「」などの記号や、+-「ゃ」「ゅ」「ょ」も単独で出せるようになってます。
隣以外のキーというと、小指と中指の同時打鍵や、人差し指と薬指の同時打鍵などになります。
==========
ふー。他にもまだ違う種類の打鍵はあるのですが、それは作者の鈴見咲さんによる解説を参考にという事で。
それで、一つ一つ打ってみたのですが、最初に漠然と予想していたよりもずっと覚えやすく打ちやすい仕掛けになっている配列だな、という印象です。
アンシフト静音が絶妙の配置になっているおかげかなと。
一見全くの無連想配置っぽいのですが、実際に打ってみると濁点キーや拗音キーと絡んで覚えやすい場所になっているので、予想していたよりは覚えやすいと感じました。
自分が一番姫踊子草配列を打っていて面白いと感じたのは、今まであまり見た事がない規則性がある所です。
拗音がくっつく平仮名は右手に集まっているとか、親指シフトを濁音キーにするため濁音がつくカナはアンシフトなど、あまり他の配列には無い配列方式が面白いし意欲的だなあと。あ、こういう考え方があるんだ、という感じでした。
実際、全ての音節が一打鍵というのは、慣れると快適だろうなあと感じます。
ヘルプを見ると薬指や小指の最下段移動が激的に少ないらしいので、打ち慣れてきたらまた違った印象になるのかもしれないです。
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2006/05/14 Sun 19:55:02
中国語親指シフト配列定義を書いていたら、Wとoが同じ場所にある事を発見。
中国の「私」は「我」でピンイン入力だとWo。
親指シフトの一打入力で「我」が出来るという事になります。よく出来てるなと感心。
ところで中国語入力用のT-Code
http://web.sfc.keio.ac.jp/~p92395kk/Input/inputchinese.htmlがすでにあったりします。作者は小石川和幸さんです。
繭姫の他にはUnicode用IMEの百相鍵盤「き」でも中国語入力出来ないかどうか試してみました。

出来ましたっ。分かりにくいけれど「き」画面の「数字の3」の位置だけフォントが小さいと思いますが、これが中国語の漢字です。「き」は表示画面のフォントを変えられるので、もっと大きくする事も出来るかなと。「き」の場合はUnicode対応ソフトではなくても中国語フォントが入る普通のソフトで、たいてい中国語入力が出来るようです。
ただ「き」は元々漢直用ソフトなので、「き」を使って中国語入力をするということは完全漢直配列になるということに……。いや、面白そうではあるのですが。
あと「き」の場合は、頻度の低い漢字が「小指シフト同時打鍵」で固定されてしまっているのがおしいんですよね。せめてシフトを違うキーに割り当てられたり、三打鍵に出来たり、逐次打鍵に出来たりしたら良かったなあと。贅沢な話なのですが。
こうなると「五筆字型入力」(漢字の部品入力)が出来ないかどうかが非常に気になってきましたが、日本のソフトでは難しいようです。
そこで中国のソフトで使えるのが無いか色々試してみたけど、文字化けの壁が……(当然なのだけど)
市販のソフトで出来るのもありますが、基本的にはピンイン入力ばかりのようですねー、やっぱり。

中国語のIMEを色々インストールして試してみたり。
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