2006/07/12 Wed 22:05:47
bluewindはコマンド入力型のランチャーで、ソフトの登録がとても簡単に出来るところが気に入っています。フリーソフトです。
インストールすると、右クリックメニューの「送る」に登録されるので、フォルダやソフト、urlなどを右クリックから登録出来ます。他にもアイコンをドロップすると登録出来たりなどなど。
コマンド型ながら、候補のソフトのアイコンが表示されるので、視覚的にも見分けやすく使えます。配色やフォントを変えられるのもありがたく、オプションも揃ってます。

――オプション画面。
もう一つの特徴に、「オートコンプリート」機能を備えているというのがあげられます。

こんな風に候補がしぼり込まれて選択状態になるので、たいてい最初の数文字で確定出来ます。上の図は「姫」を打っただけで「姫踊子草」が選択状態になっている所です。
この「オートコンプリート」機能なのですが、漢直だと別の感覚で使う事が出来ます。
たとえば、自分のブログ「漢直ノート」をこのブログ名のままのキーワードで登録すると、bluewind画面で「漢」の運指(ar)を打つとすぐに「漢直ノート」の候補が絞り込まれて確定出来るようになります。(他に「漢」で始まるキーワードを登録してない場合)
変換+確定の作業を省いて日本語でオートコンプリート出来るのは、素早くてとても使いやすいです。
アルファベットのみだと、前方重複する単語がだんだんたまってくるのですが、ひらがなや漢字をキーワードにしつつ登録していくと、前方重複する単語がぐっと減るので、より少ない打鍵数で絞り込みを行いやすく出来るのがいいですね。
短所をあげると、漢字や平仮名の場合、最低でも2打鍵以上打つ必要があるので、なるべく先頭の一文字で重複せずに確定出来るようにしています。(といっても、たいてい覚えやすさを重視してしまうけど)
bluewindの場合、「
コマンドを入力する時はIMEを常にOFF」に出来るオプションがあるので、かな漢だとIMEを切り換える必要がなくなり、これまた便利だと思いました。
私はテキスト保存したメモなども、ファイル名でbluewindで登録したりしてます。あと色々なサイトの題名もだいたい覚えてるので、登録してます。(習慣でよくブックマークから飛んじゃうけど・・)
他には前に
姫踊子草の楽屋裏で紹介されていた「
MNDLauncher」もオートコンプリート出来るコマンド型ランチャーで、使いやすかったです。
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2006/05/22 Mon 20:50:22
「もんじ」は文字別使用回数を調査するソフトです。Windowsでフリーソフトです。作者はkou氏です。
シフトJISのテキストファイルを読み込んで、文字別・文字種別の使用回数を調査します。複数のファイルを読み込んで処理することができます。
茶筅のように「分かち書き」をしたりはしないですが、単純に文字ごとの順位や頻度を知りたい時はオプションも揃っているし処理が早いので便利でした。ファイルにエラー文字が含まれていても、そのエラー文字を無視して処理を続行してくれるところも良いです。
まずは立ち上げて好きなテキストファイルを読み込ませます。ドラッグ&ドロップでもOK。複数ファイルの読み込みにも対応していて、集計で結果が出ます。

こんな感じに順位や頻度、文字コードなどがあらわれます。
「ファイル情報」をクリックすると、ファイルに関する情報、文字種別の使用回数などが表示されます。
また、データ表のオプションとして、半角カナや記号などを表に含めるか含めないかの設定が出来たり、漢字の第一水準と第二水準とを分けて、表に含めるかそれぞれ設定出来ます。
なので漢字の順位のみを知りたい時は、漢字の第一水準と第二水準にチェック入れ、逆に平仮名とカタカナの頻度が知りたい時は、全角文字の「その他」にチェックを入れるなどをして「更新」を押すと、すぐにその結果が表に反映されます。
検索や出力機能もついています。

――出力オプション画面です。
自分が配列を作る時にもお世話になったソフトです。大きいテキストでも処理が早いので、自分の文章の他にも、様々なサンプルテキストを読み込んでは結果を見比べたり気楽に出来るところが良いですね。
漢字を平仮名に開いたデータを知りたい人は、kakasiや
kanji2naなどのソフトで漢字やカタカナを平仮名に変換してから「もんじ」を使うと良いと思います。
便利な技としては、ドラッグ&ドロップをすると、どんな拡張子でも読み込んで処理してくれます。内部がテキスト形式ではないと結果は出ないですが…。
現在作者のホームページが無くなってしまい、どこからもダウンロード出来なくなっているので、ReadMeの文章に従い自分のHPで配布させて頂いてます。
■ダウンローページへリンク
http://kantyokunote.web.fc2.com/sonota.htm#追記
ホームページでPSSファイルをダウンロードするさいにエラーになるのを修正しました。今までDL出来なかった方はもう一度お願いします(すみません)。他にはテーブルファイルのミスも修正しました。
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2006/05/16 Tue 21:38:14
全面的漢字使用ということで、前から気になっていた「
撃破伝」で遊んでました。
自分のオンボードビデオメモリの低スペックノートパソでもさくさく動きました。DirectX7.0a以上です。
結構何度も遊んでみたのだけど……いやー難しい!
私はそれほどシューティングゲームをやってるわけでもないのだけど、初回プレイ時は非常に難度が高いSTGだと感じました。。
全てが漢字で表現されているので、出てくる敵の名前をいちいち読み上げたりしているうちに、やられてしまったりとか。背景の漢字を敵と間違えて避けてしまったり。
自機の弾も、そのまんま「弾」という漢字で出てきます。

……これは第五幕の海の面。「鰤」と対決してます。
さらに敵機をキャプチャして自分の攻撃として使用出来るのだけど、そうするとつかまった状態で自分の近くに飛んでいる敵機を、「すわ、敵か!」と間違って避けてしまったりなど無駄な動きばかりしてました。
当たり判定もわりと大きめな気がします。
最初はロックを手動でやる「撃」機でプレイしてたのだけど、これはー自分では無理だと、自動ロックの「凛」に切り換えたらようやくまともにプレイ出来るようになりました。
結構がんばって何度もやったのだけど、ノーコンティニューでは3面にいくのがやっとでした。もしも無限コンティニュー システムでなければ、最後のステージは永遠に見られなかったに違いないです…。特に「焔」には勝てる気がしない。
何かコツとかあるのかなぁ。やっぱり抜けられる場所を覚えるくらいやり込むしか無いのかorz あ、キャプチャする敵によって、その面の難易度がかなり変わるなと感じました。
全方位に攻撃してくれる敵をキャプチした方がやっぱりいいですね。ただこのゲームは「弾」も漢字で、フォント(サイズ)も大きめなので、あまりたくさん弾が出ると、敵機や敵弾を見わけるのが難しくなるという面もあるのが難しいです。
音楽もいいし、好きなフォントで出来るというのも面白い。
漢字だけでここまで出来るのか、という演出は一見の価値ありです。
どの面も好きだけど最終面の7面が特に気に入りました。「殿」の髷攻撃が強い。。

……いつの間にか宇宙へ……。
■リンク
「
倉庫その二」……撃破伝の公式サイトです。
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2006/05/13 Sat 21:23:41
タスクトレイに常駐しPCを使用時間帯や、マウスの使用頻度などから、体内時計を推定するソフト「
Hypnos」 。Windowsでフリーソフト。
――を最近使うようになりました。このソフトは
・マウスクリック数
・マウス移動距離
・キーを押した回数
を時間ごとにグラフ化してくれます。なんでもこのグラフは、体内時計の研究で使用するダブルロットアクトグラムなので、自分の体内時計が推定出来るそうです。
活動データは6分ごとに記録されて、2日分のデータが同じX軸にならべて表示されるので見比べやすいです。
グラフを見てると、キーボードで入力している時間とマウスを使っている時間は結構違うなあとか分かってなかなか面白いです。
あとはパソコンの前でだらだらしすぎだな、とかorz
■リンク
「ナス 平四郎のホームページ。」……作者のNASUさんのページです。
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2006/02/12 Sun 17:02:14
「
KH Coder」はChaSenを利用した日本語形態素解析をするソフトです。環境はWindowsで、フリーソフト。
作者のHPではソースコードが公開されていて、LinuxやMacの環境でもChaSenやPerlが扱える人なら、KH Coderを使用出来るみたいです。
簡単な操作で品詞ごとの統計(使用回数など)を出せたり、特定の言葉がどんな文脈で使われているのかも出してくれます。
使ってみて、かなりの高性能ぶりにびっくり。
試しに宮沢賢治の銀河鉄道の夜でテスト解析をしてみました。
一番初めに「前処理の実行」をした後に、「品詞別出現リスト」や、コンコーダンスなど色々試してみたら……

こんな感じ。後ろのエクセルが品詞ごとの出現リストです(数字が出現回数)。
わあ、きれいな漢字が多いなあ・・。銀河鉄道の夜だからね。
抽出も、品詞ごとに出してくれます。

「星」で抽出語検索をしたら、
星 名詞C 21
星 人名 4
星座 名詞 4
星あかり 名詞 1
星図 名詞 1
彗星 名詞 1
星祭 名詞 1
このような結果を使って、単語練習問題を作るのもいいかもしれない…。
連関規則まで出ます。

他にもコロケーション統計や、出現回数分布など色々なデータの出し方が揃ってます。
このソフトを使って、例えば自分の文章を解析して、品詞ごとに頻度の高い順からの問題集を作ったり、自分が特定の漢字をどういう文脈で使っているのかを検索して、その文章を問題集にしたりなど、色々な練習方法が考えられる……ん~、良さそう。
このソフト、結構前からあるみたい?なのに今まで、ソフト関連のサイトで紹介されているのを見たことがないし、Vectorでもレビューされていない……。不思議。。
■リンク
「KH Coder」
http://www.vector.co.jp/soft/win95/business/se373750.html
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