2006/06/19 Mon 20:59:12
「
TreeDBNotes Pro 」の最新版をダウンロードして色々触っていたら、日本語も使えるようになってましたー!
いや、
前にも書いた ように、元々バックスペースで挙動がおかしくなる他は日本語でも使えたけど、どうやら正式にUnicodeに対応したようで、バックスペース時も正常に動作します。
これはとても嬉しい……。
ではあらためて「TreeDBNotes Pro」について。
TreeDBNotes Proは「タブ型アウトラインプロセッサ」です。Windows 環境でシェアウェア。フリー版もあってそれもかなり魅力的なのですが、残念ながら日本語だと不具合が出ます。
まず全体の画面はこんな感じ…。
アイコンを目いっぱい表示させたので少しごちゃごちゃしていますが、基本的には見やすい画面かなと。
ソフトの外観はテーマを選択する事によって、変える事が可能です。
第一の特徴としては、通常の「階層型」のノートに加えて、「Contacts」と「Passwords」という独自の階層型ノートを作る事が出来ます。
「Contacts」は人物データベース機能で、「Passwords」はパスワードを管理などをする事が出来、どちらも使いやすい機能が揃っています。
■階層型ノート エディタとしてはテーブルの挿入、ピクチャやOLE、スタイルの設定、ブックマーク機能など一通り以上揃ってます。
珍しい機能としては、水平線の挿入や、チェックマークや小さなアイコンなどが挿入出来ます。
またTodo機能などのテンプレートが最初からついていて、これを挿入すると見やすいページがすぐに作れる。(サイトから他のテンプレもダウンロード出来ます)
ツリーとエディタの真ん中で縦にならんでいる数字のアイコンは、ユーザー設定のスタイルです。
他には
■スクリーンキャプチャ機能 があって、選択すると四角の枠が表れ、これをマウスなどで適当に広げてクリックするとキャプチャ画像がノートに貼りつけられます。
その時に
・Jpg, Bmp,Gif, Png
のどの形式で保存するかが選択出来、それぞれの形式で保存した場合の容量も表示されるので参考にして選べます。Jpgの場合は、品質をスライダーで設定出来るのが便利ですね。TreeDBNotes以外の場所にも保存出来ます。
Gif形式に対応してるので容量が少なくすんで良い感じでした。
■ツリー部分 ツリーの下部にも小さなアイコンが4つ並んでいて、クリックする事により「ツリー」「検索」「履歴」「ブックマーク」 画面に切り換えられます。
特に
履歴機能 が使い勝手が良く、
作成&更新した日付けごとに、ノートの題名が自動でソートして並び、クリックするとそのノートに飛ぶ事が出来ます。
「超整理法」みたいな感じかな??
また、右側にはカレンダーが表示されてますが、認意の日付けをクリックすると、その日に作成(更新)されたページのタイトルが、「検索ウインドウ」に表示され、そこからさらにキーワードなどで絞り込む事が出来ます
■Alarm and Reminder アラーム機能つきの、スケジューラーです。分かりやすい画面で、サウンドを自分で選択出来たりします。
■その他 Publish to E-book という機能を使うと、TreeDBNoteを持っていない人にも、階層形式でTreeDBNoteファイルを自由に配布する事が出来ます。
ビューワーごとコンパイルされた実行形式でファイルを出力するため、相手方がビューワー(フリーソフト)を持っていなくてもクリックするだけで見られるようです。資料などを多くの人に配布する時は便利そうですね。
ビューワーは自動スクロール機能がついていたり、これも良く出来ているソフトでした。
――こんな形のviwerつきで配布する事が出来ます。
ヘルプによると、E-book形式にしたファイルを売る価値があると考えるなら、販売してもいいそうです。
■インポート&エクスポート Import from *.txt, *.wri, *.rtf, Excell, Word, *.hjt TreePAD, *.csv, *.html and more;
Export to *.txt, *.wri, *.doc and more;
など多彩な形式をサポートしています。
一番驚いたのは、私が常用している
KeyNote の形式(knt)をサポートしている事です。
日本語だときちんとインポートされるか不安だったのですが、試してみたらタブまで再現されてインポートされました。
3分で乗換え完了。
いやーこれは思いがけないプレゼントというか。
というのも私が一番最初に海外のアウトラインプロセッサで気にいったのが、KeyNoteとこのTreeDBNotesProで、
しかもどっちも初期設定ではまともに使えないので、しつこく何とかならないか何回も試したり、VerUpを期待してサイトに通っていた思い出があるので ちょっと特別な思い入れがあるんですよね……。
なので、凍結されてしまったKeyNoteの後を引き継ぐような形で当ソフトを使えるのは、あー何かつながったようで嬉しいな~と。
――と、まあ個人的な話はここまでにして(^^;)、次は日本語用の設定方法について。
■設定方法 日本語フォントにするには、まずは
Tools→Options→Text Styles のDefalut1を自分の好きな日本語フォントにして、Applay Changeをクリック。
次に
Options→NotesのDefault text にチェックを入れて、Default text styleがDefault1(名前を変更した場合はその変更した名称)になっている事を確認します。
一番最初にこの作業をやらないと、あとで一つ一つフォントを変えなければいけなくなるので注意して下さい。
もしもまだフォントがおかしい場合は、Notes→Tools→Convert to Unicode でオーケーかなと。
他には、confirmが頻繁に出るので、オプションのDialogsでチェックを外すと良い感じです。
================
……と長く書いたTreeDBNotesですが、残念な点が一つありキーボードのショートカットカスタマイズが出来ないようで。。
あー、これは結構残念。おしい……。
でも今まで待ってたしこれからに期待です。
あとはLanguageにJapaneseが無いことかな? だけど使い方は普通なので、あまり途惑う事は無いのではと…
Insertには目新しい機能が揃っているので、View→Toolbars notes→Insertにチェックをつけておかないと、使いにくいかも。
まだきちんと機能をつかみ切れてないので、もう少しじっくり試してみたいです。
■リンク
http://www.mytreedb.com/index.php ……TreeDBNotes Proのサイトです。
#参考までに……
http://taffy632.blog24.fc2.com/blog-entry-227.html ――以前に書いたTreeDBNotesに関する記事です。
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アウトラインプロセッサ
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2006/06/08 Thu 11:47:46
久々にアウトラインプロセッサソフトの紹介です。
「
Kresta:Memo Folder 」はWindows上で動作するシェアウェアのソフトです。
結構昔からあるのにあまり知られてないようなのですが、目をひく機能もついていて良く出来ているアウトライプロセッサなので紹介したいな、と。
一番の特徴としては、作成出来るメモの種類が、
1 テキスト型
2 リッチテキスト型
3 グリッド型
4 イメージ型
と4つある事です。
全体としてはこんな感じになります。
右ペイン下のアイコンが表示されているウインドウは「参照リスト」で、他のメモへとジャンプ出来ます。
テキスト型メモやリッチテキスト型メモは、その名の通りの機能なので想像がつくのではと。
グリット型メモ は、このようになります。
オプションが豊富で自由に外観を変えられる他、セルに計算式を入力する事も可能です。データ型なども定義出来て、組み込み関数として、
・セルの値を参照 ――Cell(idxCol,idxRow)
・指定範囲のセルの合計 ――Sum(idxColSt,idxRowSt, idxColEnd,idxRowEnd)
・指定値の整数化 ――Int(dVal)
――の3つをサポートしています。
手軽でいながら必要な機能が揃っていて、簡単な計算ならだいたい出来るので使い勝手が良く便利ですね。
セルに式を入力出来る所もツボを押さえてます。
イメージ型メモはこんな感じ。
簡単なペイント機能がついていて、自分で絵をかけます。
16色限定ですが、この手のアウトラインプロセッサで「絵でメモを出来る」機能がついているソフトはほとんど無いので、貴重なのでは。
それぞれのメモにはコメントをつけられます。
個人的には「テキスト型メモ」と「リッチテキスト型」を一つ一つ分けて作成出来る所が気に入っています。その方がデータの容量を軽くしやすいので。
惜しむらくは長らくverUpされてない事かなと。もう充分に完成されているソフトではあるのですが…。
■リンク
http://www.vector.co.jp/soft/win95/personal/se089998.html
アウトラインプロセッサ
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2006/03/14 Tue 22:45:01
前までは海外のアウトラインプロセッサについて書いてました(
記事へのリンク )が、今度は日本のアウトラインプロセッサを紹介してみます。
今回は
Wiki記法 が使えるソフトです。
■TreeProoF シェアウェア
YukiWikiの書式が参考にされています。Tree部とエディタ部が独立しているのが特徴。エディタは外部エディタを使えます。
タブをダブルクリックすると、Wikiの書式が反映されて表示されます。Wiki整形Htmlで出力出来ます。
編集画面
Wiki書式反映
■ひとりWiki フリーソフト。YukiWiki風かPukiWiki風かのどちらかを選べます。Tree状になってるわけじゃないので、アウトラインプロセッサとはちょっと違いますね。TreeProoF同様、外部エディタも使用出来ます。HTML出力が出来ます。
編集画面
Wiki書式反映
■PersonalWiki フリーソフト。PukiWikiの書式が参考にされています。
Version2(α版)からはバインダー機能やお気に入り、履歴などの機能が増え、タブも二重になって使いやすくなってます。
ただ私が使うと環境のせいなのか、画面がちらつくんですよね。うーん、何でだろう。(☆追記 新しいPCにしたら画面がちらつかなくなりました)
ブラウザ機能もあるのが便利ですね。HTML出力が出来ます。
編集画面
Wiki書式反映
アウトラインプロセッサ
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2006/02/13 Mon 22:09:26
■海外アウトラインプロセッサ その他編
前に書いた
「KeyNote」 や、「
The Journal 」など以外の、海外製アウトラインプロセッサを紹介してみます。
いや……わざわざ海外のを使う理由は特に無いんだけどね。やっぱりフォント関係で制限が出てくることがあるし、国内のでいいのがあるので。
私の単なる趣味ということで^^;
――
「AM-Notebook Lite」 日本語が普通に通ります。Todoみたいな感じ。フリーソフト。「AM-Notebook Pro」 は、Address-Book とAlarm-Clockがついています。日本語は普通に入ります。
――
「Note Keeper」 日本語は普通に入ります。フリーソフトです。この画面には入っていないけど、時間つきの「タスク」を作れる事が特徴です。
――
「iwrite」 最初に自分でカテゴリを作ります。独特の操作感覚です。タブが上部だけでなく、下にもあるのがポイント。シェア。日本語は入ります。
――
「Alpha Journal 3」 日本語は普通に入ります。一通りの機能が揃った、オーソドックスなタブ型アウトラインプロセッサ。フェイスマークを入れられたり、カテゴリマーカーを設定出来たりします。シェア。
■日本語が入るけど、BackSpaceキーで問題が出てくるソフト
――
「Neat Notes」 ――多機能です。フェイスマークが可愛いのが揃っている。表も簡単に入れることが出来ます。ヘルプを見るに、作者はUnicodeサポートで日本語や中国語を取り入れているつもりなのだけど、BSでエラーになります(二回押さないと駄目)。誰か作者にメールを。。。シェアです。
――
「TexNotes」 このソフトは高機能でいながら、画面がすっきりしていて、とても気に入ってます。日本語は入るけどBSキーが……。何とかなる方法はないのかなあ。可愛いクマがキャプチャではのってるけど、スキンがたくさん用意されていて、自分の好みに合った背景に簡単に出来るのもいいです。「TexNotes Pro 」はDrawingToolもついてさらに高機能です。
「日本語が入るけど、BackSpaceで問題が出る」アウトラインプロセッサは、まだまだ沢山あります。むむ。
アウトラインプロセッサ
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2006/01/10 Tue 23:13:32
「KeyNote」 と、「
The Journal 」に続いて、海外製タブ型アウトラインプセッサ第三弾、「
TreeDBNotes 」について書こうと思います。
アウトラインプロセッサって、妙に好きなんです。。。
配列と関係ないんだけど、一応「書く」つながりという事で……。
TreeDBNotesは、二種類あり
TreeDBNotes、Free がフリーウェア、TreeDBNotes Proはシェアウエアで28ドル(約3207円)です。Windows用です。
https://www.plimus.com/jsp/buynow.jsp?contractId=1640324 で買えます。
フリー版でも充分使えます。Proだとデータベースが簡単に作れたりします。
画面はこんな感じです。(これはPro版)
直観的に分かりやすく、アイコンも使いやすいのが揃っています。
テーブルを簡単に挿入する事が出来、OfficeやPalmのデータベースをインポートする事が出来ます。
アラームつきのToDoリスト機能を連動させる事が出来ます。
また、パスワートや人物のデータベースも簡単に作れます。
個人的には、「History」機能が便利だなあと。
自分が使ったNoteが、時系列に並ぶ事になるので、目的の場所に行きやすいです。
ただ、このソフトを使うには問題が一つあって、「バックスペース」が半角でしか入力されないんです。なので一字消すのに、二回押さないといけなくなってしまう。
もしかしたら、Atokなどでは大丈夫なのかなあ。
例えば「猫まねき」などを使って、TreeDBNoteを使っている時のみ、バックスペースが二文字分入力されるように、「入力代行キー」などで設定すれば、大丈夫のようです。
ただこの方法も、漢直Winを使っているとちょっと問題があるんですよね。何か他の方法がないかなあ。
他には、スクリーン・キャプチャ機能、アラーム(ToDo)機能、電卓など色々あります。
フリーソフト版だとこういう画面になります。
■リンク
「MyTreeDB」 ……「TreeDBNotesがダウンロード出来ます。他にもゲームなどがあります。
(#追記)
海外製アウトラインプロセッサ
その他編 も書きました。
http://taffy632.blog24.fc2.com/blog-entry-277.html
アウトラインプロセッサ
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